森敦史氏の講演会のアンケート集計と新聞記事
去る11月22日(土)に行われた、森 敦史氏の「盲ろう者としての学生生活と社会との関わり~私の通訳介助員の活用状況~」をテーマにした講演会のアンケート集計の結果です。
~アンケート集計~
70名参加(回収数 31枚)
【年齢】 20代…1人 30代…4人 40代…3人 50代…11人 60代…6人 70代以上…5人 不明…1人
【性別】 男性…7人 女性…23人 不明…1人
◎講演会の内容は
とても良かった…25人 良かった…3人 普通…0 良くなかった…0 無記入…3人
◎感想・意見(原文のとおり)
5才の息子は先天性の難聴で、今年 網膜色素変性症の可能性が高いと言われたばかりです。 今までは、ろう者に会い、子どもの成長を想像することができ、将来に不安は少なかったです。しかし、将来的に視覚障害も出てくると聞き不安でいっぱいになりました。
今回森さんのお話を聞いて、こんなに自立して生活できるんだと育てていく勇気、元気をもらいました。ありがとうございました。
森さんの話す言葉が、健聴者と同じ文法だったことに驚きました。物の名前や動詞、助詞をどのように覚えたのかとても興味がありました。もっとお話しを聞きたかったです。また、ふうわの夏の大会にも来て下さいね。
ことばの豊富さにおどろきました。どんなふうにマスターしたのかなあ・・・たくさんの経験と理解力、努力(教える方も)、といろいろ考えさせられました。協力できることがあればと思いました。点訳のボードやカードよく考えられていて、いいなと思いました。工夫すれば、いろいろ他にもできるかもしれないなと思いました。
とってもすばらしい講演です。せっかく来て下さりありがとうございます。
通訳介助者は手話の技術も高く、仕事として取り組む。ボランティアは、手話の技術の低い人もいるが、友達感覚で意見交換しながら共有できる、等の違いに、なるほどと思いました。介助者になるという事は、責任のある仕事だとあらためて感じました。
盲ろう者の希望にそう事。かんたんに早く伝え、正確に伝える事。やり過ぎな支援はいらない、適切な支援。すごく良く分かりました。
介助者になるには、沢山の経験と時間が必要と思いますが、盲ろう者の方の気持ちに添える介助者になれる様に努力したいと思います。
盲ろう者の方のお話と介助者の方が気を付けてる事、等の話を聞きたいです。
手話がとてもきれいでした。すてきな大学生に拍手です。とっても努力されていることが解りました。頭脳がすぐれているのですね。全国を旅して、すごいです。若いからじゃなくて、積極的に物事に対応している姿勢に感動です。ボードの数々は、年寄った時の私の行動にも参考になりました。ご家族の方の愛情も見受けられて… 今日はいい勉強をさせて頂きました。ありがとうございます。
パソコンがネックになってみあわせている?たいへんよかった。
私の息子が盲ろう児です。まだ本人が自分の意思を伝えるサインを出すことは、できませんがこれから本人が意思を伝えるようになった時、通訳・介助の参考にしたいと思います。
通訳・介助者の大切さをはじめて知りました。孫の成長にあわせて盲ろう者とのコミュニケーションのとり方を勉強して行きたいと思いました。
将来への夢を聞いて、すごく感動しました。是非、実現して欲しいと思いましたし森さんなら出来るんじゃないかと思いました。小さい頃から、ご両親も含めすごく努力してこられたと想像しました。今まで盲ろうの方との交流がなかったので、お話全てにおいて、すごいなと感じました。ありがとうございました。
片手をのせているだけで話が分かっているようなので感心しました。人生を楽しむことができているようで、うれしく思いました。もっともっと住みやすい世の中にしていきたいなと思います。
新聞を見て参加しました。盲ろう者友の会、盲ろう者向け通訳・介助員、その派遣事業があることなど初めて知りました。駅員の方の対応など、ありがちなのだろうなと思いました。今日は、お話を聞くことができよかったと思います。
大学の授業をどんなふうに受けているのか、もう少しくわしく聞きたかったです。旅行の話は具体的でわかりやすかったです。
息子もろうベースのもうろう者です。ご本人がどのように障害を理解されたのか、ご両親は、どのような声かけや、もうろうに関して支援されていたのかというお話をまた聞きたいです。よろしくお願いします。
新聞、テレビで知っておりました。 とても積極的に活動されていることに感動しました。将来の夢を実現されることを願っています。
いろんな話を聞かせていただき有難うございました。これからも山あり谷ありで大変な事が多いと思いますが、チャレンジを続けて下さい。50音ボード、コミュニケーションボード等意志の伝達する手段は、たくさん有ると思います。多くの人が、たくさん考え、盲ろう者の人がより住み良い社会が出来るといいですね。
ご自身、自らの足でいろんな所に出向き、視野を広げ、積極的にいろいろな方とかかわりながら体感してきた盲ろう者の生きにくさ。それを自身の将来の目標として明確にすえて、「盲ろう者が暮らしやすい社会にしたい」と一生懸命努力されている姿に感動しました。
和歌山盲ろう者友の会の支援者です。盲ろう者のことを勉強したいと思い今日はフェリーに乗ってやってきました。通訳介助者としての在り方、盲ろう者のことなどご講演いただきありがとうございました。「盲ろう」という障がい者区分が現在ないことに国に要望していかなければいけない問題だと思っています。それ故、駅、スーパー、公共機関などに盲ろう者が安心して出かけられないのが現状です。森さんが言われたように、安心して暮らせる社会になるよう一人一人が意識していく必要があると思います。私は、盲ろう者のメンタル面について、支援者としてどのように接していけば良いのかをもっと知りたいと思い、勉強したいと思っています。また機会がありましたら、是非参加させていただきたいと思っています。本日は、遠方よりありがとうございました。お疲れさまでした。
盲ろうの世界にいるとは思えないくらい明るくユーモアのある森君に魅了されました。障がいがあるのに暗くない講演内容で、私も気分が明るくなりました。今まで苦労されて、乗りこえてきた自信のあらわれですね。
文字(墨字も点字も)をいつごろ身につけられたのか。記録する手段を獲得して、生活や精神的状況、学習まどでどう変化したかおうかがいしたかったです。(今回のテーマとは外れてしまいますが)点字を覚える前はどうやって学習や記録をしていたのか知りたいと思います。森さんが精神的にとても健全で、聡明であり、社会性があるのがよく伝わってきました。既知の世界から未知の世界への興味や意欲を失わずに外に開かれた心を持たれていて、たくましく生きていらっしゃることがすばらしいです。これまでにたくさんの失敗や失望も経験されたことと思いますが、どのようにしてその健全さを維持されているのか、(ご自身では意識されていないことかもしれませんが)教えていただきたいと思います。大学の講義などは専門的な内容になると思いますが、通訳のレベルには満足していますか?また、学習の確認(レポートの添削など)の学校のシステムづくりには森さんはどのように関わっていますか。
ブレイルセンスのことや、通訳者・ボランティアの違いを含めたお付き合いの様子の部分がよかったです。
今年の10月から盲ろう者のガイド通訳をはじめたばかりです。今日の講演を聞いて、とても勉強になりました。気を付けなければならないこともよくわかりました。貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
私達ボランティアとして行動する時のこと、考えさせられました。視覚障がい者とのおつきあいですので手話が分らなかったのが残念でした。
将来、障害者福祉に関わる仕事、さらにもっともっと大きな夢を持たれて日々精進されていることに心から感動しました。是非、実現されますように。
敦史さんが、通訳介助の方、またボランティアの方、そして一般の人とのコミュニケーションのはばを広げておられる事を知り、移動する時の事も知り敦史さんの内にあるエネルギーというか熱意を感じました。ありがとうございました。敦史さん、病気やケガに注意して元気に過ごして下さい、と思いました。
自分で思っているとか、こうしてやりたいけどできないだろうでなく、自分でやろうという行動が出来ているからすごいなあと思いました。
(徳島新聞 2014年11月26日)