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年頭のあいさつ「時代とともに」

  • chosei-center
  • 2014年12月31日
  • 読了時間: 3分

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NPO法人 聴覚・ろう重複障害者生活支援センター

地域活動支援センターやまもも

理事長兼施設長 戎  浩 司

 明けましておめでとうございます。地域活動支援センターやまももは2002年に無認可の小さな作業所としてスタートして早や13年経ちました。思えば、制度の改定に伴ってNPO法人聴覚・ろう重複障害者生活支援センターの設立、作業所も地域活動支援センターに改名、その後に利用者が徐々に増え、建物自体が手狭になったため、ゆっくりとくつろげる施設に引っ越ししたり、利用者の重度化、高齢化に伴い、送迎の力を入れたりするなど、時代や現状に応じて仲間たちが安心して通えるよう地道に活動を続けてきました。

おかげさまで、地域活動支援センターやまももの仲間は着実に増えてきました。笑顔で寄り合え、ゆっくりと会話を楽しみながら生産・創作活動ができる環境を整えられ、手話の存在をアピールするために営業回りに手話通訳同行で出向いたり、盲ろう者の触手話通訳、特に応答支援に力を入れる等してきました。

 また、毎週木曜日に行われる手話サロンにおいても、仲間たちが積極的に手話で発表できるよう側面的サポートに徹し、ボランティアの皆さんから手話の読み取りの練習になるとの好評を得ております。結果的にろう者や盲ろう者に対する正しい理解、良き意志疎通支援者の増加につながっています。

 また、私どもが加盟している聴覚障害者制度改革推進徳島本部の動きに合わせて、仲間たち自ら、自治体に手話通訳者派遣や盲ろう者向け通訳・介助員派遣の充実をはじめ、情報アクセス・コミニュケーションの保障、防災対策を提言する等、積極的な社会参加を展開しています。

 これまで支援を続けてきて見えてきたことは、仲間たちが共通する願いとして、聞こえない・見えないことを補いたいのではなく、今、人として当たり前に自分たちの気持ちや話を理解できる人が周りに存在することを求めています。それができて、初めて能動的に「聞きたい・知りたい」につながり、年齢を問わず、労働や学習意欲が増していきます。受動的、いわば一方的な情報の提供だけでは人間的な成長につながっていかないようです。いつでもどんな時でも手話で訊ねることができる環境こそ、より一層のエンパワーメントが発揮できるのだと思います。全盲ろうのTさんは繰り返し言います。「私は皆さんと同じ人間です」と。やっかいな存在でなく、無視、無関心等で虐げられることなく、当たり前の人として接し、生きることの尊さを共感・共有できる空気こそ、安心感を与える大切な要素なのだと改めて思います。

 (一財)全日本ろうあ連盟や加盟団体であるNPO法人徳島県聴覚障害者福祉協会が取り組んでいる「手話言語法(仮称)」が制定された暁には、音声言語中心の生きづらさから解放され、抑圧のない真の自由、真の完全参加と平等が得られるものと信じています。

今後も地道に、時代とともに確実に展開していくNPO法人聴覚・ろう重複障害者生活支援センター並びに地域活動支援センターやまももへ、多くの方々のご理解・ご支援をお願い申し上げ、年頭のあいさつといたします。

2015.1.1

 
 
 
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