徳島市障害者福祉展イベントステージに出演しました。
先日の2月7日(土)、第35回徳島市障害者福祉展のイベントステージに初めてやまももメンバーが「十二支のはじまり」を出演しました。メンバーたちのありのままの動きや手話表現を、卓越した手話通訳者が読み取り、状況に合わせたアドリブを入れてくださいました。おかげ様でメンバーたちそれぞれの個性豊かな演出に観客からたくさんの拍手をいただくことができました。耳が聞こえず、口で話すことができないろう者が、音声ありきの舞台で披露することをためらうことなく、自信を持って発表できたのは、紛れもなく「手話通訳者」という存在がメンバーたちの背中を押してくれました。実は、当初、主催者から予算がないので、これまで通り、市内の手話サークルの方にボランティアでお願いしていますし、これからもお願いを続けていくと聞いた時は愕然としました。こちらからろう者の完全参加と平等を実現するためには手話を音声化する手話通訳者の存在が必要不可欠であり、手話奉仕員と手話通訳者の違い等を説明したのですが、聞き入れてくれず、終始、知らぬ存ぜぬで聴覚障害者=聞こえない=情報保障=手話通訳(聞いた内容を手話化)、要約筆記(聞いた内容を文字化)の範囲でしか認識がなく、歯がゆい思いをしました。仕方なく、主催者に見切りをつけ、こちらから手話通訳派遣を依頼して今回の劇出演が実現できた次第。写真は舞台の様子と、出演後、達成感に浸るメンバーの様子です。支えてくださった支援者の皆さんありがとうございました。